原理・比較
洗濯表示の数字・線・点・×を読み分ける
目的は、見た目の似た付加記号を同じ尺度と取り違えず、何の処理に付いているかと一緒に読むことです。以下の入力例は説明用の架空タグです。
更新日:2026年9月25日
まずは付いている基本記号を見る
消費者庁が案内するJIS L 0001:2024は、洗濯おけ・三角形・正方形・アイロン・円という5つの基本記号と、記号に重ねたり添えたりする付加記号で構成されます。下の数字や線だけを切り離さず、どの基本記号の内側・下側にあるかを先に確かめます。
架空入力と照合結果
例のタグメモは「桶30・下線2本/四角と丸に点1個/アイロンに点1個/三角形に×」です。ツールで洗濯・タンブル乾燥・アイロン・漂白の各欄から一致する条件を選び、結果を表と照合します。
| 見た目の手掛かり | この記号で示すこと | ツールの期待表示 |
|---|---|---|
| 桶の「30」+下線2本 | 洗濯温度は30℃が上限。二本線はその洗濯記号で非常に弱い処理を示す | 30℃・非常に弱い |
| 四角と丸の中に点1個 | タンブル乾燥。点1個は排気温度上限60℃ | 低温・60℃まで |
| アイロンの中に点1個 | アイロン底面温度の上限120℃ | 120℃まで |
| 三角形に× | 漂白処理をしない | 漂白・禁止 |
再現キーは washing-30-very-mild、tumble-low、iron-low、bleach-prohibited です。独立した表示データと要約関数を使って結果を照合できます。
混同しやすい4つの違い
- 桶の中の数字:洗濯液の上限温度を表します。表示は摂氏の数字で、℃の文字を省いています。
- 同じ記号の下の線:一本線は線のない同じ記号より弱い処理、二本線は非常に弱い処理を表します。線そのものは温度表示ではありません。
- 乾燥・アイロンの点:温度に関係しますが、同じ点数でも基本記号によって上限温度が異なります。この例では点1個がタンブル乾燥60℃、アイロン120℃です。
- 基本記号の×:その記号が示す処理を禁止します。三角形の×は漂白の禁止で、他の基本記号が示す処理まで一括で禁止する印ではありません。
温度の数字、線の本数、点の数を共通の「強さメーター」として比較しないことが読み違いを減らす要点です。
2024年改正後の記号も照合する
消費者庁の改正資料は、新しい記号の追加、既存記号の意味変更、図案の微修正を挙げています。本サイトのデータでは、追加された「30℃・手洗い」と「120℃まで・スチームなし」を確認できます。アイロン上限は現行値の210℃・160℃・120℃です。ドライクリーニングのP系・F系の説明にも、改正資料にある対象溶剤が含まれています。
アプリのコード上の収録は43条件です。記号の見た目を自動認識する機能ではないため、図案や付加記号が曖昧なら、消費者庁の現行資料で照合してください。
使うときの限界
本サイトは現行記号の候補を選んで意味をまとめる辞典です。記号の写真認識や、異なる記号体系の自動変換は行いません。表示が不鮮明、または基本記号が判断できない場合は、似た選択肢に置き換えず公式資料で確認してください。
- 消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」 — 基本記号、温度、下線、×印の説明。
- 消費者庁「新しい洗濯表示」 — 現行JISの概要・改正資料への公式案内。
- 消費者庁「繊維製品品質表示規程の改正について」 — 新規記号と意味変更の詳細。